絵本とmomoの暮らし

難病女子、絵本を読む! 〜絵本とmomoの暮らし〜

療養生活をしながら、 ”本当におすすめできる絵本”を紹介しています。読んでくださる方に、ひと時の“癒し”をお届けできれば幸いです✨ さてさて、今日はどんな絵本に出会えるのでしょうか?

国民的作家の不思議な世界観! / 「どんぐりと山猫」 作/宮沢賢治 絵/高野玲子 〈後編〉

 

こんにちは( ^ω^ )

 

最近、また体調を崩しており…あちこち病院に行っています😓

 

体調に限らず、何か悪いことがあると、色々なところにボロが出て、悪循環に陥りやすいですよね(´・ω・`)

 

こういう時は、焦らず騒がず…冷静に乗り切るしかない!ということで、できるだけ無理はしないようにして、身体の声に耳を傾けることにしています🌈

 

そのほうが、強引に治そうとするよりいい結果になると…そう信じています🌸

 

前回までのお話

 

さてさて。「どんぐりと山猫」前回までのあらすじはこちら。

 

 

山猫から依頼を受け、どんぐり達の裁判に立ち会うことになった 一朗

 

どんぐり達は、「自分こそが一番偉い」と言い張っています。

 

山猫は 一朗に そっと尋ねました。

「この通りです。どうしたらいいでしょう。」

 

この後 一朗は、どんな判決を下すのでしょうか?

 

続・絵本のあらすじ

 

一朗は 笑って答えました。

 

「そんなら、こう言い渡したらいいでしょう。

この中で一番ばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、一番偉いとね。」

 

山猫は なるほどという風に頷いて、そのようにどんぐり達に申し渡しました。

 

 

どんぐり達は、しいんと して 堅まってしまいました

 

山猫は一朗の手を取り、

ありがとうございました。私の裁判所の名誉判事になってください。これからも、葉書が行ったら どうか来てくださいませんか。」と言いました。

「ええ、かまいません。」一朗は答えました。

 

 

「それから、ハガキの文句ですが、用事これありに付き、明日出頭すべしと書いてはどうでしょう。」

「さあ、何だか変ですね。そいつだけはやめた方がいいでしょう。」

 

一朗は、お礼を受け取り、馬車で送ってもらいました。

 

それからあと、山ねこ拝という葉書は もうきませんでした

 

やっぱり、出頭すべしと書いてもいいと言えばよかったと、一朗は時々思うのです。

 

感想と考察

 

いかがだったでしょうか。

 

赤いズボンを履いたどんぐりが喋ったり、変な男が馬車別当をしていたり…奇妙で不思議な世界観ですよね〜。

 

さすが、宮沢賢治の作品ということもあり、描写がとても細かくて 各場面をイメージしやすいので、読んでいると この不思議な物語の世界に ぐいぐい引き込まれます😌

 

また、銅版画の技法を組み合わせたという挿絵が趣深くて、この物語を引き立てていますね✨

 

読み終わったはずなのに、最後まで謎に包まれていて、なんだか余計に謎が深まった気がする…というのが私の第一印象でした(笑)。

 

そのくらい、不思議な世界に引き込まれてしまった、ということなのでしょうね😉

 

 

さて。一朗の判決ですが、皆さんはどう感じられましたか?

 

私は、「宮沢賢治自身の“仏教の思想”をよく反映しているなあ」と感じました。

 

一朗の言った、

「一番威張らないものが一番えらい」

「一番偉いと思っているものが、一番だめである」

というような考え方は、“仏教の教え”ではよく使われますよね。

 

親鸞の「善人なおもて往生す、況んや悪人をや」というフレーズも、有名だと思います☺

 

宮沢賢治は『雨ニモマケズ』の中でも、

「みんなにでくの坊と言われ、誉められもせず、苦にもされず、…そういうものに、私はなりたい

と述べていますから、そういったメッセージをこの絵本の中にも込めたのではないでしょうか。 

 

なんだか…仏教の思想まで登場して、少し説教臭くなってしまいましたかね?(笑)

 

ただ、そこまで考えなくても、大人の方がこの絵本を読むのであれば、上記のような仏教の教えを頭の隅に置きながら、物語を深く深く味わってみる というのも、面白いかもしれません😌

 

もちろん、この奇妙で不思議な世界に引き込まれてみたい!という目的でも、十分に楽しめるお話ですよ(*^^*)

 

まだ読んだことのない方は、ぜひ一度手にとってみてくださいね😊

 

 

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自分の弱さを 素直に認める

 

勇気がいるけれど、そうしてみたほうが

案外 生きやすいのかもしれない。

 

momo's review 

 

「どんぐりと山猫」 作/宮沢賢治 絵/高野玲子

 f:id:momo057:20170330145246j:image

 

おすすめ度…★★★★☆

(子どもには少し難しいかもしれない…ということで、★1つ分 減点しています。)

 

〈キーワード〉

「奇妙な世界」「奥深い物語」「宮沢賢治」「大人に読んでほしい」

 

 

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました☺️
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